1.
重ねたまま薬味をそばの上に散らし、つゆをかけて1段目を食べる。
2.
一段目を食べ終えたら残ったそばつゆを2段目にかけ、薬味を散らしそばつゆを足して食べる。
3.
三段目も同様に薬味を散らし、そばつゆを足して食べる。
初代の伊藤ソメから代々受け継がれる「丸打ち」という方法。一本の麺棒を使い、丁寧に丸くのしていきます。均等にのした生地を、同じ太さに切っていきます。創業当時から変わらぬ味わいです。
出雲地方独特の食べ方として、漆器を重ねた「割子(わりご)そば」がございます。その昔、そばを野外で食べるために重箱が用いられていました。出雲地方ではその重箱のことを割盒(わりごう)と呼んでいました。当時の割子は四角やひし形など様々な形だったのが、明治四十年頃、四角だと四隅が洗いにくいとの衛生的見地から丸い漆器に変わったそうです。薬味を乗せ、濃いめのだしを直接絡めて食べます。出雲そば独特の力強い風味が引き立つ食べ方として、親しまれています。