冬こそ食べたい!「釜あげそば」

こんにちは。奥出雲そば処一福です。

暖冬とはいえ、やはり季節は真冬。今日の飯南町は雪模様でとても寒いです。

こんな季節はやっぱり温かいそばが食べたくなりますね!



出雲そばといえば朱塗りの漆器が目に鮮やかな割子そばが有名ですが、出雲そばで温そばといえば「釜上げそば」です。

釜上げそばは、釜から引き揚げたそばを器にとり、釜湯を盛り付け提供されます。

そこに温めておいたそばつゆをお好みの量かけながら食べるのが、出雲そば流の食べ方です。

これはその昔、出雲大社の参道で参拝客にそばを振る舞っていた時、当時は汲んできた井戸水で湯がいていたため水がとても貴重でした。そこで水洗いもせず、湯がいたままのそばを器に盛っていたのが釜上げそばの始まりと言われています。

ルーツを聞くと納得の特徴的なこの食べ方、とろみのあるそば湯に麺が絡んで、そばの風味と旨味が直に伝わってくる、そば好きにはたまらない一品なんです!

また、湯に溶け出したそばの栄養を余すことなく食べられるので、一石二鳥★

寒くなると無性に釜上げそばが食べたくなっちゃいます。

一福各店でも釜上げそばはもちろん、温そばはこの釜上げスタイルで提供しております。

濃いめの一福伝統つゆをお好みでかけて、お召し上がりください!